『 この世の春は遠し 』

ちょっとした知り合い

以前住んでいたところの

ご近所さんで

少し頼まれごとをした仲くらいのもんだけど

引っ越してからも　同じ用事で連絡がある

断ってもいいんだけど

まぁ　時間ある時ならと　引き受ける相方

引っ越してから　以前の自宅近辺がどうなってるかも

楽しみでついていく私

忙しかった毎日がやっと一息ついたと連絡すると（頼まれごとを片付けようと）

『　本日の営業は終わりました・・・　』と電子音声？

あぁそうか日曜やからねと一日おいて

週明け電話しても同じく！

あぁそうか月曜の9時営業開始なんじゃない？と待つ

9時過ぎても同じ・・・WHY?

もしや入院？何かあった？旅行？

携帯も出ない・・・

二人していろんな想像してみたけど　これやっ！てのがなく

高齢やし　この前しんどいを連発していたし・・・入院があやしいな

しかし次の仕事が始まったら　またいつ時間とれるやらと

強行突破　自宅へ行ってピンポーン！

あきらめ半分やったけど　正解！在宅やーん

良かったぁ～と頼まれごとを無事済ませ　スッキリ～

理由を聞くと　無言でメモを渡された

見ると新しい携帯番号・・・WHY?

抑えた小さい声でこしょこしょ教えてくれた理由とは

なんと誰かとモメテテ電話がジャンジャン

うんざりなので自宅は営業終了案内にして

携帯は番号を変更したとか

うっそぉ～！！！

現実は想像を超えていた　何をモメてるのか知らないけど

なんだか悲しくなってしもた

高齢のおじいちゃん　もうええお年

人生の終盤にきて　こんなのってアリ？

不動産をいろいろ持ってて

お金も余裕あって　

聞くとお子さんもお孫さんもいて

私の思うところのこの世の春を生きてるはずの人やのに・・

なぜ？

そういえば

これまで

賑やかにしているとこ（お孫さんが来て）を見たことないし

誰かお友達が来てるとこも見たことがない

まぁそんなのはよくあることかもしれないし

自分もそうなるかもって気もする・・・

でも電話にびびって

静かに息をひそめて暮らしてるような雰囲気

これはいったい・・・どこでどう生き方間違ったのやら？

プラスマイナスゼロなら仕方ないけど

マイナスになるようなこと　なんとか避けたいもんやなぁと

おじいさんを見ていて思ったよ

この世の春は・・・生き方も重要なのかな

『 この世の春とみた 』

何年か前の暑い夏

汗をかきかき　働く中

ふと見ると

お向かいさんのデカいおうちが壊されていた

老夫婦・・・お引越しかな？なんて思っていたら

今度は新しいおうちが建てられて・・・

玄関扉が2枚　二世帯住宅かぁ

敷地が広いから

充分デカいおうちが建った上に広い庭に

デカいカーポート

2台と言わず・・・4台くらい停められそうやな

お向かいさんの老夫婦は建築中空き家となってたお隣の

デカいおうちで暮らしてた様子(それもすごいな）

出来上がった新築にせっせと荷物を運んで

住み始めたら

後から子供夫婦に孫二人（幼稚園児に乳幼児くらい）がやってきて

毎日おじいさんと一緒に遊んでる

それを眺めながら

うらやましく・・・こういう風に父には過ごしてもらいたかったなと

申し訳なさで胸いっぱいになっちゃった

相方が横から『　この世の春やな　』と

そうなんや

やっぱコレが最高の幸せやよね

子孫繁栄

昔はそんなに深く考えなかったけど

切なる願いにぴったしやね

商売繁盛　そればっか

宝くじ当選　そればっか

どっちが先やろか？

子孫繁栄しても・・・あのおじいちゃんのように

二世帯ひょいと建てられる余裕あってこそなのか？

お金がうざるほどあっても

老夫婦二人だけが豪邸にって

寂しさが募る感じ（勝手な想像）

両方揃うと　ケチつけられないくらい

この世の春感満載なんやね

最近知り合った社長さん

お墓参りの帰りにバッタリ会ったら

それはそれは大勢（息子夫婦二組くらいに孫がウジャウジャ）での

大移動をされてて

挨拶をかわして通り過ぎたあと

振り返ってその一族の姿を見てると

やっぱ

この世の春を感じたよ（社長からしてね）

やっぱお嫁さん同士の対立や

孫の成長を比べられるとか

嫁姑問題とか

いろんな問題隠れてるかもしれんけど

やっぱりお金の余裕と子孫繁栄

あっ健康もね

それが揃うと眩しいくらい

見てられないっすよ　ボンビーロンリーBBAにはさ

タグ：この世の春 子孫繁栄

『 ペットボトルのちょい残し 』

食事したり・・何かを食べた後の空袋とか

カップとか・・・

そのままにする気持ち悪さ

みんなにはないのかな？

ジュースを飲んで　グラスを片さないでいると

おばあちゃんにガミガミ言われた記憶

子供の頃一緒に暮らしてた父方の祖母が

親戚の家に引っ越すことになって・・・

迎えが来るまで落ち着かない様子

お茶をちょぼっとちょうだいと

孫の私か妹に言って・・・どっちかが汲みに行って

2階のおばあちゃんの部屋の真ん中の椅子に座って

ゴクゴクっと飲んで　『　ありがとう　』と言ったか言わずか

そこらへん忘れたけど

とにかく迎えが来て行ってしまって・・・寂しいなぁと

部屋に戻ったら

椅子の下に空のグラス

『　おばあちゃん片してないやぁ～ん！　』と思った記憶が鮮明に残る

そのグラスの柄もハッキリと

まっそんな思い出はいいとして

とにかく怒られるからとかなんとかで

後始末はちゃんとするように気を付けてる

相方は家では私任せではあるけど

外出先では・・気を付けてる感じ

なのに・・・最近まわりの同僚はみんな

そのままにする・・・

それが妙に気持ち悪い

空っぽなら速攻捨てるのに

なぜか・・・みんながみんなちょい残し

捨てていいものか？と迷っちゃう

ずっと無視してたら　何日もそのまんまやったり

ある日思い切って捨ててやったら

一人がキョロキョロしていた

そして一言　『　あぁーないなぁ・・・どうしよ　』

右手のタバコの灰を落とさないようにしながらブツブツ

なるほど！そのためなのか・・・？

なぁーんだ　納得！

クセの悪いヤツばっかり！！！と怒ってたけど

理由がわかってスッキリ・・・そのために火消しの水分ちょい残しかぁ・・・

って灰皿置いとけよぉ！！！！！とも思うし

吸う前に確保しとけやぁ～！！！とも思う

昔父が幼い姪に指摘されて　慌てて携帯灰皿買ってたっけ

せめて吸うなら携帯灰皿を♪とか面と向かっては言えねぇ～

その代わりジャンジャン捨ててやる！