『 金脈あてた？ 』

相方の古い友人からの連絡

私もうっすら知ってる仲

もう何年会ってないのかな？・・・いや、何十年か

どうなってるやろな？お互いわからんのんちゃう？なんて

笑いながら約束の場所に向かった二人

少し早くついてあたりを見回すと・・・いた！

面影は・・・あるねって近づいたら

怪訝な顔した友人がポツリと相方に言った

『　え・・・〇〇か？　』

うなづく相方に続けて

『　苦労したんやな・・・　』　おいおい！

おーい！

言うに事欠いて　なんちゅう言葉

その後は笑い話なんかで盛り上がって時間は過ぎたけど

一晩あけてもまだその言葉が胸に刺さったままの私

お互いに見慣れてるせいか　気にしてなかったけど

年取った・・・老けた・・・って言葉だけでは済まされない

何かが私たち二人にはあるんやね

薄々気が付いてはいたけど

会った瞬間に見抜かれるほど

その変化は凄まじいもんなんやね

私も昔はメイクもバッチリ

服装もきちんとしてと言うか

気にしていたし・・・昔から大人っぽかったけど（老けてたということやけど）

お嬢さんやったのに・・・こんなザマ

でも　相方は男やし　そんなにも崩れてないと思ってたのに

いやいや　思えば私と違って

相方はちょっとしたアイドルやったというか

近所（限定！）でも有名なイケメンだったし

本人もそれなりの振る舞い（おしゃれ）してたのを考えると

私以上の落差？

そう　二人してこんなザマ　　な訳やけど

言葉選ぼうよぉ～　　古き友人よぉ～

まっ　仕方ないか・・・　的を得た感想ってことやね

だから余計傷つくんかな

・・・で　その古き友人

聞くのもはばかられた近況

雰囲気的に一人もんな感じ

そんな優雅にも見えない（私らと同類ちゃうん？）

なのに沢山の不動産を抱えてる風な口ぶり

どうしたんやろ？って訝しがってたけど

ズバリ聞くのもなぁ・・・と

しかし中々聞かない二人にしびれを切らし

チラチラ自慢を始めた友人の

あちこちからほころび出た情報を集めてみると・・・

結果沢山の不動産を相続したご婦人といい仲になったってことのよう

う・・・う・・う・・うらやましいZ!!!!!!!!

女の私から見ても　とっても羨ましいお話

相方なら　なおの事そう思ったやろうし、感じたやろうし・・・・

もうほんまに私がいなかったら

速効ヤツにとってかわれるのに！って思うY

友人よりも相方の方がよっぽどのいい男！

　　（こんなにも老けた今現在でもやで！）

その不動産を管理どころか何倍にもできるのでは？って

推薦状送ってあげたくなるくらい・・・なんつって

あぁ　人生ってほんまにままならん　

逆転ホームラン　打てるかなぁ？

そのチャンス・・・くるかなぁ？

神様・・・せめて相方には

一回くらいチャンスあげてくださいな

たのんます

その為に私が犠牲にってのなら・・・喜んでなりまっさ

そんくらい二人して戦ってきたって思いはあるからね